はじめに
記事を投稿するのは初めてなので、改めて自己紹介をします!
私はYELL for ALL代表をしています、菅原 道太郎(すがわら みちたろう)と申します。これまで教育分野で学校学習のサポートや不登校、障がいを持つ方、学校や家庭で課題を抱える人へのサポートなどを行ってきました。直近では、東京都豊島区で学習会を開催するなどを行っています。
ちなみに個人的には、ゲームをすることが好きです。特にボードゲームでは、囲碁が好きです!そのほかオセロ、将棋、チェス、バックギャモンなどが好きです!もし機会があったらぜひ、対局しましょう!
「学ぶ」ってなんだろう
少し話が逸れてしまいましたが、
・「学び」と「勉強」の違い
・「学び」のコツ
をポイントに今回はお話しましょう!
「学び」と「勉強」の違い
では、まずは「学び」と「勉強」の違いについて考えみましょう!
私はこの2つの言葉を使う時によく下記のように区別しています。
学び:自ら進んで「知りたい」「取り組んでみたい」と関心を持ち、知識や体験を得ようとする、もしくは知識や体験を得ること。
勉強:周りの環境や他者から本人に関心があろうがなかろうが、学習や知識、体験を得ることを勉(つとめること)を強いる(しいる)こと。
つまりここでは、ある知識や体験について、自ら進んで得るか他者から強いられて得るかと区別することができると考えています。当然、大人子どもに関わらず、自ら選択して行動したことの方が吸収しやすいでしょう。
よく学習や親御さんからのご相談などを受ける際に、お子さんについて、
「勉強しなくて困っている」
「学校の勉強のことはちっとも覚えてこないのにゲームのことはよく覚えている」
「遊んでばかりで宿題をやっていかない」
・・・などのよくある困りごとを考えてみると、強いられていることと自ら選んだことの違いがお子さんにとって、例えば宿題と遊びやゲームを比較した時にどちらが魅力的に見えるかお分かりですね?
「学び」のコツ
それではどうしたら「勉強」→「学び」になるのか。
私がよくお伝えしていることの一つは、
「関心があることに置き換えてみる」
私はそもそも小学校〜高校では、成績最下層の私は、学校学習よりも友達と遊ぶことや囲碁を打つのが好きでした。が、英語を学ぶことは好きでした!なぜかというとその時深夜に観ていたアメリカのプロレスにハマりました!(WWEという世界最大のプロレス団体です!)
とにかくカッコいい!そこでマイクパフォーマンスがあるのですが、、、わからないんです!字幕を頼りにしていますが、やっぱりより詳しくなんて話しているのか、どういうニュアンスで使われているのかに関心が沸きました。
そこで私が最初に覚えた英語のフレーズがこちら。
Just Bring it ! (かかって来い!)
と、まぁ上記のストーリーには賛否がありますが、そこから英語科の大学へ進学し、英語の試験で奨学金などをもらうなど恩恵がありましたのでバカにできません。
皆さんのお家でWWEをみんなで視聴してもらってもいいのですが、なかなかそれも大変なので、お子さんの関心のあることを、まず親御さんが関心を持ってみてあげることから始めてみるといいでしょう!
例えば、お子さんが好きな流行りの漫画やアニメをお子さんに要約してもらうことなどは、文章をまとめる力や言語化する力に繋がります。
高校生や大学生、就労支援などを行う際のアクティビティなどで行うことが多いのですが、結構わかっていても大変です!ぜひやってみてください!
他には、好きなアイドルグループ楽曲の一曲あたりの平均楽曲時間を求めてみることや、ライブ会場での自分とアイドルの距離を「三平方の定理」を使って求めてみる・・・などなどをしています。
より「学び」が身近になると、新しい知識や情報が強いられるものではなく、自ら知りたいやってみたい「学び」に変わると考えています。
まとめ
「学び」と「勉強」の違いを知り、関心のあることに置き換えて考えてみるというお話しをしました。学びを促す一つのツールとしてご家庭でも取り組んで頂けたら嬉しいです。
実際に実践するためには、親御さんがお子さんが関心のあるものに、親御さん自身も関心を向けてあげることが大切です。
・なんでそれが好きなのか
・何が面白い、夢中になるのか
などに注目してみてください。何かヒントになれば幸いです!